「なぜお店に行列ができるのか?」答えは「行列があるから」。店側で人を動員して、わざと作られた行列でも、人はその行列を見ると「行列ができるくらいだからきっと美味しい店に違いない」と勝手に思い、その列に並んでしまうものだそうです。
 ラーメン屋を繁盛店にするために、今迄カウンター席とテーブル席があった店内をカウンター席だけにしたという事例を聞いたことがあります。テーブル席を撤去した分、あふれた客は店の外で待つ。つまり行列になる。対応する客数が減るので、効率が上がり客が席に着いてからラーメンが出てくる迄の時間が短縮され、それによって客の満足度が上がる。人は行列に並んでいる間は全然気にならないのに、席についてから待たされるとすごくイライラするのだそうです。自分の経験からしても確かにそうですね。
このような工夫で客の回転も良くなり見事繁盛店になったとのことでした。
 行列ができる店といえば「いきなり!ステーキ」。市内にオープンした店に行ってみたのですが、その見事な仕組みに大いに感心してしまいました。カウンター席で埋め尽くされた店内。椅子に座ると足を乗せるための専用のバーがなく、椅子の脚についている枠に足を乗せるしかないので、長居をする気になれません。素早く出されたランチタイムメニューのステーキを食べ、食後のデザートや珈琲もなく、食べ終わるとそそくさと会計へ。さすが超繁盛店は違いますね。
 他にも食べた肉の量がポイントとして記録されるマイレージカードを発行したりと工夫が満載。ステーキを食べながらマーケティングが学べる店でした。