新年に送られてきたメルマガの中に、気になる一節がありました。「これからの10年は基本が重要。コツコツ積み上げた人だけがうまくいくという時代に入っていきます」これ、非常に腑に落ちる内容でした。すでにコツコツと積み上げてきた人の結果を見るとよくわかりますが、当の本人は当たり前のようにやっているので、受け手のこちら側もそれがどれだけ凄いことかあまり感じないかも知れません。メルマガの配信やブログの更新、ポッドキャストの配信等々、5年10年と続けている方々の結果とその「続ける力」が非常に気になるし、参考にしたいところです。

 例えばメルマガですが「頑張れ!社長」を毎日配信している武沢信行氏。年末年始は休みますが、その他は毎日です。忙しい方ですから何本か作り置きしておくのかと思っていたら、一切作り置きはなく、その日に思い浮かんだことを一気に書くのだそうです。さすがにこれはなかなか真似できません。ぜひともそのコツを伝授してほしいところです。

 ポッドキャストを配信している石原明氏「経営のヒント+(プラス)」や北岡秀紀氏「オクゴエ!」の場合、ポッドキャストの収録は全てアシスタントにお任せで「はい、来週の○日の○時から収録です」と言われるがままに行うそうです。自分の意志で動くよりもこの方が圧倒的に楽で確実。長年に渡って続いている秘訣はこれでした。

 身近な例もあります。ちいきしんぶんでも大変お世話になっているフリーライターの小暮淳さん。新年最初のちいきしんぶん(1/10号)の1面でも小暮さんの連載「ぐんまの地酒ほろ酔い街渡」が載っています。ブログ「小暮淳の源泉ひとりじめ」は、今年の1月でまる10年目、2月から11年に突入です。ほぼ2日に1回くらいの割合で更新されています。このブログから仕事や講演の依頼はもとよりテレビやラジオの出演、新聞や雑誌への執筆依頼まで来るとか。また小暮さんのファンとの交流もこのブログがきっかけだそうです。あの実業家であり直木賞作家でもあった邱永漢氏(故人)もこのブログの愛読者だったそうです。

 まさに日々こつこつ積み上げている行動に対して素晴らしい結果が出ているという事実。さて気になるのはどうやって続けてきたか?ご本人に直接聞いてみました。「秘訣としては、写真を一切使わず文字のみのブログであることかも知れません。視覚にとらわれず、筆者目線で日々を切り取ることができるから」とのことでした。今やSNSは文字より写真の方が優先されがち。写真1枚あれば文字での表現を大いに補ってくれますが、逆に写真がなければ文章に集中できる。目から鱗の回答でした。

 さてさて、末筆になりますが、弊社でお客様やご縁のあった方々にお送りしているニュースレター。月1回の発行で、2020年1月で210回目となりました。2002年の3月から始めましたから今年の2月でまる18年。3月に入るとなんと19年目に突入。月1回とはいえ、書いている本人もびっくり! 内容はともかく(笑)よくまあ続いているものだと思います。ニュースレターは、メルマガやポッドキャストと違い、アナログの情報配信ですから原稿を書く以外にも、印刷から配送までの手配、発送先の管理等々、仕組みを作らないと続きません。ファイルメーカーで構築しているデータベースが要となっています。最大の秘訣は「次号のニュースレターはいつ発行ですか?」「発送の手配をするので○日迄にお願いします」の言葉です。自分の意志だけでは続きません。やはりスタッフの協力あっての賜です。