北岡秀紀氏のオクゴエポッドキャスト (2020/11/27)を聞いていて、思わずペンとメモ帳を取りだしました。北岡氏の知り合いに「キャバ嬢を5又かけている」という方がいるのだそうです。その方はモテモテの男前かといえばそうでもない。「よほど自分(北岡氏)の方が男前や・笑」。

 今はコロナ禍でキャバクラは自粛中のようですが、それ以前は2週間に1回、キャバ嬢をくどいてモノにしていたというのです。その秘訣とは何か?気になりますよね。

 その方はキャバクラに行ってキャバ嬢と話したら、今日、その子と何を話したか全てメモするのだそうです。次ぎに会う時にそのノートを見直してから出かけ、前に話したことをアピールするのではなく、会話の中にさりげなく組み込むということです。通常は、無意識に毎回同じ話をしたり、聞いたりすることが多いですよね。私もそうです。せいぜい「前に話したかもしれないけど・・」と前置きするのが関の山。

 さらにこの人のすごい所は、相手の質問にうまく答えられなかった時は「こう答えたら良かったのでは?」と反省の内容もしっかりメモ。次ぎに活かすのです。それを続けていって発見したことがひとつ。キャバ嬢が席についてから色々な話をして、そういう関係になるまでの会話のパターンはほぼ同じということです。

 相手から聞かれることがほぼ同じなので、それぞれの会話に他の人と差別化できる気の利いた話題を組み込んで話をしていくと、その後の会話も展開が読めるのだそうです。本当に、同じようなことしかしゃべってないのでAIでもできるのではと。

 この技術はビジネスにも大いに活用できますよね。商談をしている時でも、仕事の話は1割あるかないかで、9割りは仕事以外の雑談といいます。その雑談の会話の中で「あっ、この人は私のことをよく覚えていてくれるんだな」と思っていただければ商談もよりスムースに行くに違いありません。

とったメモを上手に整理していつでも活かすには

 さて、キャバクラに行かないまでも、ビジネスのシーンで人と会った時に何を話したかをメモして成果に結びつけたいものです。もちろん打合せの時はノートにメモを取りますが、次ぎに会う時にわざわざ前に会った時にどんな内容の話をしたかの確認まではしていませんでした。たとえメモしたとしても、そのメモを必要な時にすぐに取り出せないと後が続きません。

 ポッドキャストを聴いた後にタイミングよく手にとった本が野口悠紀夫氏の「書くことについて」でした。ニュースレターを書く時の参考にと購入しましたが、そこにはメモをどうやって整理し、必要な時にすぐに取り出すかのヒントが載っていました。

 本書の第1章の4「多層ファイリング」の部分です。まず文書やメモを書いて保存するのにGoogleドキュメントを使います。Googleドキュメントで制作したファイルを著者が考案した多層ファイリングで保存しておけば目的のファイルをすぐに見つけ出せるというもの。Googleドキュメントはクラウドに保存されますので、スマートフォンでいつでもファイルを見たり修正したりできるのも優れた点です。

 「さあ、これから商談に入るぞ」という直前でも、前回、相手と雑談でどんな話をしたのか、その時にうまく返せなかった事は何だったか、スマホでさくっと確認してから商談に臨めば、それをしなかった時と較べてかなり違うのではないでしょうか。半年後にこのニュースレターで「・・・その後」としてご紹介できるよう早速実践してみようと思います。

 同書は、今迄の文章読本のように文章をいかに正しく、読みやすく、印象に残るように書き上げていくアドバイスではなく「テーマをいかにして探し出すか」「アイデアを逃がさず保存するにはどうしたら良いか」「それらを組み上げていくには、どうするか?」が重要視されています。何もないところから文章を書く、その仕組みが紹介されています。

 この手法は、経営計画書をつくる際にもおおいに活用できそうです。数字による計画を達成するためにどんな方針でどのように実行していくかを文章で表現する必要がありますので。文章を書くことはビジネスにおいても必須のこと。参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。